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シンプル・ハウスワイフのRANDOM SHOT


29.7.2009 無題






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上の写真とは、全く関係がないけれど、最近、映画を見ていない。 いざ、レンタルショップに行っても、なかなか借りる気になれない。


見たい映画がない ということもあるのかもしれない。 


まだ中学生だった頃(たぶん)、ある日曜日の午後、たまたま一人で留守番をしていた。 すっかり親と外出などしたくなくなっていた頃だと思う。


一人で何気なく見た映画が、エリア・カザン監督、アメリカ映画の、”草原の輝き”だった。 アメリカの高校生男女の青春が描かれていた。


夢中で見た。  


その映画の真っ最中に、忘れもしない、、。 祖母から電話が、、。 その当時、父の両親が、近くに住んでいた。 (といっても、歩いてだと、かなり遠い。)


渡したいものがあるから、途中まで、来てくれないか、、という電話だった。


電話に出るのもいやなくらい、その映画に夢中になっていた私は、”わかった~”と答えたものの、映画見たさに、、、、、大幅に遅れてその約束の場所に行った。


もうちょっと、もうちょっと、、、と思いながら、映画に夢中になって最後まで見てしまった、、と思う。 当時は、録画などできる時代ではなく、、。


やっと、祖母との約束の場所に走っていった時、すでに祖母の姿はなかった。


あとで、両親にこっぴどくしかられたのは 言うまでもない。



”草原の輝き”のラストを見た時、大人になった時の自分の人生を想像して、ちょっと、哀しくなり、なぜか、なんともいえない寂寥感を感じた日だった。


私にとっては、現実と映像の中の世界とが、ごちゃまぜになって、、、 不思議な気分になったのを、いまだに思い出す。


人生って、一度きりで、案外、短いものなんだ、、と、、なんとなく感じた日でもあった。



なんてこと書いているけど、天国のおばあちゃん、あの日は、ごめんなさい。

どうしようもない、中学生でしたっ。 (汗)




 

 
by suikan8 | 2009-07-29 10:29